中村鞄の口コミや評価

中村鞄のランドセル

7.3

背負いやすさの工夫

6.5/10

扱いやすさの工夫

5.0/10

品質や作り

8.5/10

商品と価格のバランス

9.0/10

kazumamaの好み

7.5/10

良い点

  • 品質が良い
  • 毎年口コミが抜群
  • 価格が適正
  • 地元から愛される

悪い点

  • 取っ手などの使い勝手が皆無
  • フラットファイル対応以外特に先進機能なし
  • 完売が早すぎて展示会を中止する
  • 完売が早すぎて他社と比較できない

kazumamaの採点表(独断と偏見)

中村鞄のランドセル2020

4月には完売!?中村鞄のランドセル!

2019年3月20日から販売スタートという恐ろしく早い2020年入学のランドセル商戦ですが、20日の時点ですでに一部商品のお届けが来年の1月になっています。

中村鞄は完売に近づくほどお届けが遅くなります。
牛革やコードバンも人気ですが、リーズナブルなベルエースモデルの方が売れ行きが早い気がします。

では、そんなベストなスタートを切った中村鞄について評価していきます。

尖った部分もなく、あまりガツガツ売りに来ない中村鞄。
工場は土屋鞄の近くにあります。
なんだかパッとしない印象でも、毎年8月にはほとんど完売してしまうという話。
ただし、近年完売時期は早まっているので、5月には多くの商品の完売が起こりそうな予感。

そして、ここからが重要です。

背カンは「天使のはね」や「フィットちゃん」などのアップ式ではなく、土屋鞄や羅羅屋と同じ従来型です。
各社アップ式が最適だとデータ付きで説明していますが、中村鞄を知る販売員に聞けば結構こう言います。

「中村鞄が数あるランドセルの中で一番背負いやすい」

そうなんです。謎なんです。

それでは、中村鞄のチェックポイントへ行ってみよう!

業界最高クラスの背負いやすさの理由は?

見た目は古い。背負い心地や丈夫さは最新以上!?

中村鞄は土屋鞄のように肩ベルトの付け根が下がる「従来型」です。
百貨店を含め多くのランドセルマイスター達は「従来型」をバカにし、「アップ式」を推奨しています。

でも、本当にお客さんを見ている人は知っています。
「背負いやすさは成長と共に変わるから今が良くても意味がない」と。

見た目は古臭い感じの金属製です。
中村鞄はこれにこだわっています。

世の中の主流より、自分たちのこだわりを貫く姿勢に、とても親しみを感じます。
そもそも、本来であれば大した軽量化にもならない樹脂製にこだわる必要はありません

特許の関係上樹脂製が主流なだけで、金属製の方が耐久面や品質に関して最も良いに決まっています。

それに、近年激化するランドセル商戦が悪影響で、実際に背負うのが年長になったばかりの6月とかです。
入学まで何センチ伸長が伸びますかね?

天使のはねやフィットちゃんと同じことを言っている

これについては、色々ありますが、賛否両論です。
なぜかというと、体系に大きく関係してくるからです。

背中の隙間を埋めるには、ベルトの長さ調節だけで十分です。

あれこれ無駄な機能より先に、長過ぎるベルトをもう一段階きつくすることが先決です。そして

アップ式は体に合わなかったら何をやっても駄目です。

重い重くないなんて体調次第です。大人も何だか体が重い日あるでしょ?
でも肩が痛いとかは体調でもなんでもなく、体型に合っていないことが原因です。
アップ式は肩ベルトの根元が上向きに固定されているので、こうなったら何やっても痛いです。

天使のはねだろうがフィットちゃんだろうがウイング背カンだろうがただのアップ式だろうが痛かったら終わりです。
従来型はその点、肩ベルトのクッション性能や素材、形、構造などに左右されます。

そして
子どもは成長が早いので、入学前に良くても背負い心地は変わってしまいます。

だからこそ正直、背負った時の隙間や体感重量なんて年長成り立ての体型ではあまり意味がないと考えています。

たぶんこれが背負いやすさの秘密だ

表の革から飛び出た裏地

ランドセルの革は牛革も人工皮革も硬いです。
通常背中や肩ベルトにはソフトな素材を使用しています。
その中でも抜群に良いと言われているのが

ソフト牛革です

しかも、表面より裏面の幅を広めて、絶対に体に硬い表皮が当たらないように工夫しています。
これ、かなり重要ですので、必ず確認したほうが良いです。

硬いですよ!革の断面は!

背中クッションの広さ

クッションが背カンの横まで来ています。

これはかなり珍しいですね。
こういったところが背負い心地を良くしているのだと考えます。

肩甲骨って絶対背中の中央より出っ張ってますから。

とりあえず背負ってみる価値のある中村鞄

デザインが気に食わないとか、今風ではないとか、そんな事を思う前に、とりあえず実際に背負ってみましょう。

コードバンで88,000円
牛革で65,000円
人工皮革で50,000円前後

今年も早割をやっていません。
というか、早割とか意味をなさないレベルに完売してしまいます。

中村鞄は毎年8月には完売しているようですが、今年は4~5月には完売出しそうです。
ランドセル業界が動くのは、全ては
土屋と山本次第です。

ただあった方が良い機能なのに無いものがありますので、それだけ挙げておきます。

・取っ手がありません。
・ロックは手動です。
・安全ナスカンではありません。
・肩ベルトの防犯ブザー掛けは左のみです。

この4点は注意が必要な部分ですので、重視する方は中村NGですね。

中村鞄をもっと見たい方はこちら

https://www.nakamura-kaban.net/

ホームページは去年よりも軽くなりました。
機能紹介ページはわかりにくいですが「職人が教える10のこと」です。

他のメーカーの評価一覧はこちら
https://kazu-mama.com/category/prohyouka/

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