セイバンの口コミや評価

天使のはねランドセル

8

背負いやすさの工夫

9.5/10

扱いやすさの工夫

10.0/10

品質や作り

7.0/10

商品と価格のバランス

6.5/10

kazumamaの好み

7.0/10

良い点

  • 失敗しにくい
  • 使うことを考えられている
  • どこでも見られる
  • 最大手で安心

悪い点

  • モノによってはチープ
  • 他の人とカブりやすい
  • 似たような種類が多い
  • 高級感は無い

kazumamaの採点表2023(独断と偏見)

セイバンランドセル2023

CMでおなじみの「天使のはね」のセイバン

家(CM)でもイオンでも百貨店でも
どこでも背負うことができるセイバン。

名前だけなら知らない人はいない業界最大手のメーカーです。
でも実際名前は知っているけど、それはランドセルを知っているのではなくて “セイバン” という名前を知っているだけの方が多いはず。

どこでも背負えるセイバンについては、実物を見る機会がすごく多いので、その点を踏まえて評価していきます。

まず第一に、セイバンといったら
“天使のはね”
ですね。

天使のはねとはセイバンの機能(部品)を指しています。
その機能は

体感重量を減らし、身体への負担を軽減するものです。

こうやって聞くとスゴすぎてセイバン一択になりそうです。
小児科医の98%がオススメするのもわかります。

でも、天使のはねの比較対象って、従来型の背カンなんですよね。

実は、今の市場では背負いやすい背カンが色々ある。

・フィットちゃん
・ウィング背カン
・マジかるベルト
・その他立ち上がり背カン
との比較から98%の小児科医が≪天使のはね≫を推奨しているのでは無いということでしょう。

あくまでも、
「現在の過酷すぎる小学生の荷物から、発育途中の未熟な身体を守るには推奨できます。」
ということだと思います。
私、小児科医ではないので予想ですけど。

kazumamaの結論として
今のランドセル市場では、他メーカーの負担軽減機能を試さずにセイバン一択に絞るのは早計過ぎる!
と考えます。

とはいっても、業界最大手が長年自信をもってウリとする天使のはねが優れていることは間違いありません。
私が言いたいことは、
「100人の子ども全員に合うランドセルなんて存在しない」
だからこそ
「自分の子どもにはどの負担軽減機能がベストっぽいのかな?」
と、一息つきましょうという話です。

この「っぽい」が超重要で、自分の身体じゃないからこそ、絶対なんてないのです。
「私が背負ってみて背負いやすかった。だからこのメーカーにする!」
これやったら
「私が背負いやすいものは全員背負いやすいんだから背負え!」
と言っているのと同じです。

ジャイアンです。

とりあえず天使のはねを語らずしてセイバンは語れない

そもそも天使のはねって?

フィットちゃんやその他のランドセルと何が違うのか。
まず「天使のはね」とは肩ベルトの付け根に組み込まれた樹脂製のものを指します。

これ何かというと、
いい感じに斜め上で肩ベルトが固定されます。

アップ式ベルト(立ち上がりベルト)やウイング背カンといった
ただ単に上を向いた肩ベルトではありません。丁度良く上を向いたベルト

それが「天使のはね」です。
また、天使のはねは左右のベルトが同時に開きます。

これのメリットとしては、圧倒的に背負いやすく降ろしやすいです。
ただ、逆に肩幅が狭いとずり落ちる可能性もあるので、そこだけ注意して見てあげましょう。

ちなみに、私は科学者ではないので、同時に開くと重心が安定するという理屈は理解できません。

念のため少し掘り下げて
従来型と立ち上がり式について説明します

従来式と呼んでいる背カンは、画像のような
背中とランドセルの間に隙間ができると言われています。

工房系の多くがこれです。

セイバン含め、多くの立ち上がり式ベルト採用メーカーは、これが体の負担となると主張しています。
というか立ち上がり式の方が売れるからとりあえず採用したという所もあるでしょう。
実際、従来式の場合はベルトの長さを短くしてごまかしても、隙間が解消しない場合が全然あります。

また、従来式も立ち上がり式も必ず重りを入れて背負ってください。
重りを入れないと、今のランドセルは軽いので、服に引っかかっただけで変な背負い心地になります。

立ち上がり式にして背中とランドセルの間に隙間が無くなれば、背筋ピーンです。
体感重量も軽くなるそうです。

体感が軽くても実際は重たいので、走ったりしてると肩が真っ赤になりますが。

ただ、当然ながら負担軽減はあくまでも理論上です。
理論上、負担が少ないということなので、自分の子どもを良く見て、その理論が自分の子どもにも該当するか判断しなければなりません。

だからこそ、各社が掲げる背負い心地を色々試さなければなりません。
とはいっても、イオンや百貨店など、どこでも天使のはねは背負えるからこそ最強だといえます。

機能が満載過ぎて他社と比較できないセイバン

ランドセルそのものは6年間使用する上で全く問題なく品質は保たれます。
丈夫で軽くて良いランドセルなのは言うまでもありません。

また、チルトプレートやひねピタなど面白い機能も満載で、まさに超多機能ランドセルです。

セイバンは機能が膨大なので、他のメーカーを比較するのが困難です。
そこで注目すべきはやはり

強度に対する機能

ですね。人工皮革の場合、なぜか牛革より劣っているという暴論があります。
セイバンは構造としてスタイルキーパーで取り出し口が補強され、芯材もPET製です。

つまり硬いです。
というより弾力があります。

強度や背負いやすさに関しては品質ではなく機能です。
どんなに高品質な職人芸でも、機能の開発はまた別の話。

その点セイバンはさすが最大手ですので安心ですね。
生地のツヤ感とカブセの質感はkazumama的に好みではありませんが。

結論!セイバンは総合的に優れている優等生です。

セイバンを成績表で表すなら5段階評価でALL3.5~4です。
欠点がありません。
ただし、5が無いので超魅力的な部分も無いと思います。

クラスの人気者ですが、その他
・クラスで一番おもしろい人は?
・クラスで一番変わっている人は?
・クラスで一番友達が多い人は?
・クラスで一番スポーツ万能なのは?
・クラスで一番頭が良い人は?

どれも名前が上がらないのがセイバンです。

普通不可能ですが
・ランドセル専門店の商品(神田屋など)
・大型スーパーの商品(イオンなど)
・工房系商品(土屋鞄など)
・百貨店商品(伊勢丹など)
・ニトリ
様々なランドセルを同時に手に取ったとき感じます。
セイバンは大型スーパーと専門店の中間といった感じです。

あくまでも私の所感です。
ホームページやカタログを見ると「セイバンいいなぁ!」って思うのですが、
実際手に取ると「ん?なんかイメージと違う。」なんて思ってしまいます。

でも、悪いなんてことは絶対にありません。
ちょっと最大手と言われると反発したくなるアレだと思っていただいて結構です。

数多くの特許で固められたセイバンのランドセルは、迷ったら原点に戻る時に絶対役立ちます。
何が良くて何がダメなのか。

セイバンは総合的に優秀です。
数あるランドセルメーカーで最も失敗しにくいメーカーです。

一番最初と一番最後に見るべきランドセル
それがセイバンだと思います。

セイバンの公式ホームページはこちら
セイバン公式ストア

他のメーカーの評価一覧はこちら
https://kazu-mama.com/category/prohyouka/

迷ったらぜひ、kazumamaのホームページを参考にしてください。

他の評価もどうぞ