神田屋の口コミや評判

カルちゃんランドセル

8.3

背負いやすさの工夫

8.0/10

扱いやすさの工夫

7.5/10

品質や作り

8.5/10

商品と価格のバランス

8.0/10

kazumamaの好み

9.5/10

良い点

  • 強度が抜群
  • 作りにこだわりが多い
  • 金額がリーズナブル
  • 牛革でオーダーメイドできる

悪い点

  • 取っ手が取れる機能が要らない
  • デザインが独特
  • ポケットがシングルファスナー
  • 牛革ボルサは牛革感が薄い

kazumamaの採点表(独断と偏見)

カルちゃんランドセルの神田屋鞄

首都圏特化型メーカーのカルちゃん

「かる~いカルちゃんランドセル♪」

というCMを耳にしたことのある方もまだいると思います。
実は首都圏特化型なので、関東圏以外の認知度は極めて低い神田屋のランドセル。

しかし、ランドセルの評価サイトの中には工場がないのに“工房系”とさえ評価されています。
その辺やはり職人のランドセルというイメージ戦略のたまものですね。

神田屋は自社工場がありません。
工場が無いということは、生産数を中々拡大できないという強烈なデメリットが存在します。

神田屋も結構完売を出すメーカーです。
ラインナップや新しい機能を増やしたくても中々うまくいかないのが工場の無いメーカーの抱える悩みですね。

神田屋もその一つでしょう。

王道?カルちゃんの既製品

神田屋には
・オーダーメイドランドセル
・カルちゃんランドセル
の大きな2つの分類があります。

どちらが人気かは販売圏の被っているオーダーメイド最強の羅羅屋がいる限り既製品のカルちゃんランドセルになると思います。
ただ、オーダーメイドでも牛革を扱っている数少ないメーカーですので

牛革でオーダーメイドしたいなら神田屋一択です!

むしろ牛革オーダーメイドで神田屋以外を見る必要はないです。
人工皮革ならララちゃんと比較する必要が出ます。

とはいえカルちゃんシリーズ(既製品)は毎年完売が出る人気っぷりです。

あまり認知度がないカルちゃんですが、その魅力を伝えていきます。

開口部の補強と業界一綺麗なツマミ

最近補強のために2重ステッチにしているメーカーが多いですが、カルちゃんも2重で補強しています。

でも、カルちゃんのすごいところはここじゃありません。
赤丸の部分(ツマミ)が業界一綺麗なことです。

言い過ぎではありません。ここばっかりは土屋や老舗工房系と呼ばれるランドセルよりも凄いです。
見る機会があったら是非見てみてください。

この手間のかけ方は多くのメーカーで真似できないレベルです。

取っ手が取り外し可能

今は、実用新案の有効期限が切れたようなので、真似するところがポツポツ出てきました。

取っ手は、その形状や子供の体型によって首の後ろや後頭部に当たって不快な場合があります。
取り外せるようにすることで、その問題を解決できるという

ちょっと微妙な機能でした。
歩いているときにカチャカチャと耳もとでうるさいのが気になります。
そもそも、扱いやすさを強烈に犠牲にするので、取っ手無しはkazumama的には論外です。

クッション幅が広いベルト

神田屋はアップ式背カンを使用しています。
また、ベルトも立体形状で肩への負担軽減を考えています。

そして、画像の部分ですが、このクッション部分が結構重要です。
ここが表の革より飛び出していないと、肩に硬い革の断面が当たって痛い場合があります。

神田屋はこのクッション部分も考えた肩ベルトを独自構造で採用しているので安心です。

神田屋といえばコレ

この好き嫌いが別れそうな強度重視のデザイン。
逆に、補強をデザインとして使用しようと考えたのかもしれません。

実際この補強デザインが有効なのかはわかりませんが、他社との圧倒的優位性があります。
それが左上の画像です。
(小さくてすみません。。)

神田屋は箱型の補強です。
丈夫さを語る上で重要なことなので、詳しく説明します。

硬すぎるほど頑丈な神田屋鞄
形状スーパーガードについて

セイバンやその他メーカーでも補強はされています。
しかし、カルちゃんランドセルの補強は次元が違います。

それはまるでプラスティックの箱です。

言い過ぎではないです。実際に触れる機会があればこれも確かめてみてください。
ほんとにつぶれる心配なんかしなくても良いレベルです。

大マチ部分は樹脂パーツなどで補強しているメーカーがほとんどです。
さらに、もっと強度を出したい場合は開口部を一周補強しています。

神田屋の場合は、
箱型に補強する
というより
箱です!

kazumamaの紹介している多くのランドセルやメーカーの中でも神田屋鞄のランドセルは

間違いなく最強です!

また、ランドセルの中にも手間のかかるこだわりがあります。
多くのメーカーでは、中を見ると段差や縫いしろが見えます。
それか、段差や縫いしろが見えなくても合皮のシールで隠しています。

神田屋は中まで箱みたいに段差や継ぎ目がありません。
ある意味自社工場があったら止めるレベルの手間です。

カルちゃんランドセルのまとめ

神田屋は、実はあまり知名度がありません。
しかし、しっかり完売していくメーカーです。

なので、興味がある方は是非チャックしておくと良いでしょう!

どんな子にオススメかというとズバリ
元気いっぱいで強度が心配な子

そんな活発な子供にはかなりオススメです。

金額も9月3日まで全商品得割価格で買えます。
店舗限定商品の「ブラック ブラック コードバン」というとにかくブラックなランドセルは92,000円と高いです。

しかしその他はラウンドファスナーで使い勝手抜群牛革プレミアムで65,000円
人工皮革だとシボ目が強くてキズが目立たないクラリーノストロング使用モデルのストロングで51,800円

全体的にこの品質でリーズナブルな価格です!

ただ、デザインが男の子よりというか、若干昭和チックな印象なので、子供が気に入るかが勝負ですね。
また、神田屋のランドセルは本革感がありません。

職人品質のTHE本革ランドセルを求めるなら、神田屋だと満足できなそうです。

 

神田屋の公式ホームページはこちら
http://www.kandaya-kaban.net/

その他のメーカーへは一覧が便利です。
https://kazu-mama.com/makerlist/

他のメーカーの評価一覧はこちら
https://kazu-mama.com/category/prohyouka/

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