イオンランドセルの口コミや評価

イオンのランドセル

6.7

背負いやすさの工夫

7.0/10

扱いやすさの工夫

9.5/10

品質や作り

7.0/10

商品と価格のバランス

5.0/10

kazumamaの好み

5.0/10

良い点

  • ノベルティが多い
  • 容量は業界随一
  • アフターフォローが完璧
  • 軽い

悪い点

  • 価格が高い
  • PCだとホームページが見づらい
  • 全体的にシンプルになった
  • 肩ベルトの幅が狭い

kazumamaの採点表(独断と偏見)

6年ミカタのランドセル

イオンと言ったらかるすぽ。そしてみらいポケット。

イオンといったら「かるすぽ」ですよね。
今年は6年ミカタというキャッチフレーズです。

今年のイオンは一体何が優れているのでしょうか。

まず6年ミカタに挙げている特徴として
1 大きい
2 せおいやすい
3 つよい
4 やさしい
5 あんしん
メーカー発信では、この5つの特徴があります。

それでは順を追って説明していきます。

1 大きいとは何か。
新しい発想!みらいポケット!

小マチ部分が伸び縮みするイオンの発想

このランドセルはそもそもメイン収納部が12.5cmです。
2019年度は12cmが多いですが、業界内でも0.5cm大きいサイズです。

横幅は23.5cmなのでA4フラットファイルが楽々収納ですが、これは業界的に普通です。
今の時代、幅23.5cm未満は時代に取り残されています。
というか、そうしないと消費者目線として説明がつきません。
大マチ幅を広げると、様々な場所も拡大しなければならないので、単純に金型代をケチっているだけにしか思えません。

メイン収納部は取り残されたサイズが11cm
最近の主流は12cm
みらいポケットは12.5cmと、かなり大きめです。

実はメイン収納部が大きくなると、その分小マチサイズが犠牲になっている場合がほとんどです。
イオンの最大8cmとは驚愕の大きさです。

ちなみに、小マチの標準はアコーディオンになっているもので3cmくらいで、最近は2cm以下の用途不明なものが多いです。

2 せおいやすいとは何か。
ベルトではなく背あてに注目

背負いやすいというと、よく聞くのが
・背カン
・肩ベルト
ですが、イオンの場合は背あてを工夫しました。

腰に接触する部分にクッションがしっかり入っているのって、結構背負い心地が良いです。
丸で囲った3点で軽く感じるそうですが、そこの真意は人によりそうです。

また、肩ベルトはエコボーンという樹脂が入っているので、単純なウイング背カンより考えられています。
ただし、所感としてはあんまり違いを感じられませんでした。

気になったのは、肩ベルトの幅が少し薄いので、中身を入れて重くしたら痛くなりそうな感じがしました。
そもそも背負いやすさは子どもによるので、ばっちり決まれば色々難しいことを考える必要はありません。

3 つよい
4 やさしい
一気にいきます

パワフルガードは強い

型崩れや大マチの折れなどが発生する最大の原因は

開口部の強度

が影響します。特にキューブ型の場合露骨にその影響を受けます。
イオンの場合、そこの補強がしっかりしているので、キューブ型でも安心です。

フラットキューブは百貨店に人気

キューブ型はヘリが無い分スリムですが、強度が心配です。
まるでランドセルが空中で縫われているような特殊なミシンを使用して作るのですが、構造も特殊です。

その為、補強がしっかりされているか見極めなければなりません。
百貨店ではキューブ型をごり押ししていますが、6年使用するランドセルとしてはデメリットが大きいため、強度が保たれているか要チェックですね。

5 あんしん
Dカンは意外と使いづらい

最近は鍵などの紛失を防ぐためにポケット内にDカンがついているランドセルが増えました。
しかし、実はこれ

結構使いづらいです。

ナスカンのように引っかけられる金具なら良いですが、鍵の場合は何かキーホルダー的なものを付けなければなりません。
しかも、ポケットが案外大きく開かないので、付け外しが困難なキーホルダーを使用した場合は最悪です。
コイル式のものを100均などで購入すれば良いですが、どうせなら初めからどうにかしてほしいものです。

ここでkazumamaの指摘

小マチが伸縮するということはフタの長さは当然8cmに伸ばした状態でも締まる長さです。
その為、丸で囲った部分の隙間がものすごく違和感があります。

メイン収納部の上部の隙間がありえないくらい広いです。
ここが広いとどうなると思いますか?

たぶん雨の日教科書(中身)が濡れます(笑)

そんなん関係ねー!荷物いっぱい入ればいいんだ!って方は、こんな神経質なことは考えなくても大丈夫です。

私は隙間とかに敏感で「カチっとした感じ」を好むので、これはものすごく嫌です。

フラットキューブについて

最近百貨店からニトリまで多くのランドセルがフラットキューブ化しています。
どうやら流行りというやつでしょうか。

日本の高い技術が必要そうな印象ですが、実は中国でも作っています。
ニトリはキューブ型ランドセルが4万円台で買えてしまいます。

普通のランドセルを作るより難しいように思いますが、難しいと言われるのは普通の工業用ミシンでは作れないからです。
キューブ型にはキューブ型の、まるでランドセルが空中に浮いているかのような変わったミシンを使用します。
※たまたま見たものがそういった形のミシンでした。全部がそうとは限りません。

最近流行ってる?

キューブ型の最大の利点として、収納量(内寸)が23.5cmなのに、外寸が小さくて済みます。
背ヘリがありません。

これによる最大のメリットは
「大容量で軽い」

これでいいです。中には
「体の小さい子でも荷物のたくさん入るランドセルが背負える」
とも聞きますが、それは少しおかしいです。

だって
「荷物の重さは変わらないから、小さな子にたくさん持たせたら重くて大変ですよ!」
中に入れる教科書が軽くなるわけでは無いです。
たくさん入れれば、見た目は小さくても他の子のランドセルより重いです。

軽いといっても100g~200g程度の差です。
バナナ1本は約200gです。
1歳児でも持てる重さです。その差に神経質になるのって無意味ですよね。
とはいっても200gの軽量化ってものすごく大変ですが。

だからこそ、ランドセルの重量より筆箱や水筒、ノートなどを軽量化したほうがよっぽど軽くなる気がします。

最後にこれ、触れときます。
イオンの天然皮革シリーズ

イオンのプレミアムなランドセルです。

最も高いもので151,200円です。
たっっか!!!

でもコバ塗されていてキザミ(菊寄せ)もしっかりやっています。
どこが作っているのかわかりませんが、ウイング背カンですし、背裏も牛革を使っています。

どんな人が買うのか想像できませんが、モノは良さそうです。
個人的にはイオンでそれを買うのは、ドンキホーテでブランド物を買うような感覚ですが。。。

土屋鞄でもそういった革のランドセルを売っていますが10万円です。
イオンは高いですねーーー(棒読み)

プレミアムコードバンとプレミアム牛革に関してはキューブ型の本革ランドセルですので軽めです。
ただし、あくまでも量販モデルなのでカブセのコバ塗等はありません。

イオンランドセル2019まとめ

超高級超高額なランドセルやフラットキューブなど、イオンは新しいことと、流行を混ぜて展開しています。

とりあえずイオンは自社工場ではなく、有名ランドセル工場が作っているので、品質や作りは一流だったりします。
ただ最近は金額こそ工房系のような価格帯ですが、なんだかカラーやデザインまでシンプルでイオンらしさを一切感じません。

何年か前に「10万円のランドセル」ってニュースでも話題に上がりましたが、そのランドセルはコテコテの装飾で派手でした。
でも逆に高そうに見えましたけどね。

今はもうランドセル見ても金額感なんか絶対にわかりませんね。

とはいっても新しい機能の開発や豊富なラインナップなど、さすが量販王者のイオンです。

イオンだから壊れやすそう
とか
トップバリューだから安っぽい
とか、そんなことはなく、しっかりしたものを売っていますので、そこは好みであれば心配することは無いと思います。

まぁでも個人的にはみらいポケット以外はデザイン等他社の真似事のように感じてしまって、私はあまり魅力を感じませんが。
例えば、カブセ裏しかプリントしないとか。。

最後に、イオンのURLを貼っておきます。
さすがイオン。ランキング形式もあり、見やすいです。
イオンのランドセル

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