土屋鞄の口コミや評価

土屋鞄のランドセル

6.8

背負いやすさの工夫

5.5/10

扱いやすさの工夫

5.5/10

品質や作り

9.5/10

商品と価格のバランス

6.5/10

kazumamaの好み

7.0/10

良い点

  • 圧倒的な高級感が漂う
  • 品質が高い
  • 上品さが段違い
  • 購買意欲が満たされる

悪い点

  • 使い勝手が良くない
  • 負担軽減機能が無いのに重い
  • 値段が高い
  • ドヤってると思われる

kazumamaの採点表(独断と偏見)

土屋鞄のランドセルを評価2019

知らない人はいない。王者のランドセル。

SNSやネットの普及にいち早く戦略を立て、今や他の大手ランドセルメーカーにさえ真似される土屋鞄。

ランドセル自体の構造はどちらかと言ったら古いです。
イメージ戦略が抜群なので「高機能・多機能重視の親」ではなく「本物を求める親」から絶大な支持を得ています。
昨年はA4フラットファイルに対応しておらず、販売は不発に終わりました。

今年はついにフラットファイルに対応したようです。

土屋鞄はもうあれこれ説明不要ですね。

ただ土屋鞄のランドセルは業界内でもかなり高いほうです。

実は誰でも知るランドセルメーカーになったのはここ数年なんです。
業界大手や他の老舗メーカーなどは土屋鞄を大して意識すらしていませんでした。

つまり、近年どのメーカーもランドセルが全部高くなったのは
金額が高めな土屋鞄のランドセルでもすぐに完売するから追従してしまったのではないかと思います。

私も経営者なら、他社が3割以上も高い金額で完売させてたら自分も値段を上げます。
とはいえ、ブランディングが出来ていない状態でそれをやったら失敗しますがね。

・ブランド好き
・高額=良いものと考えている
・自称ハイスペックママ
・考えるのがめんどくさい
・金ならいくらでもある

こんな方は他のランドセルなんか見る必要ありません。
土屋鞄を必ず買えるように販売開始から直行しましょう。

とまぁ少し悪意に満ちた内容に見えますが、土屋鞄は業界トップランナーです。
老舗ブランド工房系のランドセルを求めるなら、土屋鞄一択になるでしょう。

まず狙うべきはアンティーク金具のモデル

グッと高級感が増す
アンティークゴールドの金具

土屋鞄は

・革の最高峰コードバン
・牛革
・人工皮革(クラレのクラリーノエフ)

がラインナップにありますが、私的に最も高級感を感じれるのがアンティーク金具を使ったモデルです。

アンティーク金具を使ったモデルは

・牛革プレミアム
・牛革アンティーク
・コードバンプレミアム
・コードバンアンティーク
・ヌメ革

この5種類です。

私は、アンティーク金具ではないモデルをわざわざ土屋鞄で選ぶ意味はないと思っています!

アンティーク金具とは、一見ただのゴールドに見えますが、金メッキのような安っぽいものでは無く、レトロな高級感が漂います。
黒とゴールドを混ぜたようなアンティークゴールドは、まさに最高級の輝きを放つ金具です。

THE 土屋鞄のランドセル

って感じでオススメです。
というか、シルバーの金具なら別に高級感もないし、

高級感を求めないなら土屋鞄にする意味が無いと思います。

それこそ機能も品質も優れているメーカー系の方がよっぽど子供も大人も満足できます。

注意!コードバンと牛革では表面が全然ちがう!

画像の通り牛革の表面は凹凸があり、傷が目立ちにくくなっています。
そのかわりツヤッツヤな触っていたくなるようなしっとり感はありません。

見た目だけでは人工皮革と大差ないです。
ただし、

シワの入り方は人工皮革では絶対真似できないので、風合いは使っているうちに出てきます。

一方コードバンはランドセルの最高級部位とだけあって高額ですがツルツルです。
しかもサラサラです。
驚くほどしっとりしていて、ずっと触っていたくなるような言葉にできない質感があります。

見た目は人工皮革でも近づけます。
クラリーノのタフロックなんかは少し近い感じがします。
ただし、

触った時のしっとりとした質感は絶対に真似できないので、高価な素材というのもうなづけます。

ツルツルが好きならコードバン。
シワや使っていく中での渋さを感じたいなら牛革です。

忘れちゃいけない土屋の従来型ベルト

土屋鞄の肩ベルトは羅羅屋・中村鞄などと同じ従来型と呼ばれるものです。

最近の主流はアップ式です。
アップ式はセイバン・フィットちゃんなど多くのメーカーが採用しています。

なぜならアップ式の方がランドセルと背中の隙間が無くなり、軽く感じるという説があるからです。

ここで“説”と言ったのには理由があります。
中村鞄の評判を見ていただくと、もはや矛盾していますね。
https://kazu-mama.com/nakamurahyouka/

ここでも解説していますが、どちらも背負いやすいということです。
中にはアップ式の利点をデータで示しているメーカーもありますが

私は1年生~6年生 各1000人のデータとかで証明しないと何の意味も感じません。

だからアップ式ではないからと悲観することはないです。
私は以前、ある大学で肩ベルトの試験を行いましたが、自社に不利な結果が出たので公表しませんでした。

業界なんてそんなものです。
これについてはいずれブログを書きます。

失敗から学んだA4フラットファイル対応

ずっとクリアファイルサイズを貫くように思えた土屋鞄ですが、今年はA4フラットファイル対応サイズに変更しましたね。
余計なことは書きませんが、やはり背に腹は代えられないということでしょうか。

なんにせよこれで去年のような売れ残るということは回避できそうですね。
でも高すぎるので、その辺今年の購買層がついてくるのかどうかですね。

少子化でも年々教育に掛ける費用(習い事や塾)が増加する中、モノの値段が上がるのは家計に響きますね。
なにせ習い事と違って高いものを買うということは、あえて相場以上の高級品を求めるということですから。

昨年は主流から外れたサイズで一回り小さく、単純にブランド価値だけで高かった土屋鞄ですので、今年からどのような立ち位置に入るのか気になるところです。

とはいえ中村鞄でも少し言われていますが、内寸の主流は12cm以上になりつつあります。
土屋鞄はまだ11.5cmですので小さめです。
この辺どこまで消費者が重視するのかで来年またサイズアップの可能性が出ますね。

 

土屋鞄の公式ホームページはこちら
https://www.tsuchiya-randoseru.jp/

その他のメーカーへは一覧が便利です。
https://kazu-mama.com/makerlist/

他のメーカーの評価一覧はこちら
https://kazu-mama.com/category/prohyouka/

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