キッズアミの評価や口コミ

ナースのランドセル

7.6

背負いやすさの工夫

8.0/10

扱いやすさの工夫

8.5/10

品質や作り

7.5/10

商品と価格のバランス

7.0/10

kazumamaの好み

7.0/10

良い点

  • 技術力が高いメーカー
  • 機能が豊富
  • 軽い
  • バリエーションが豊富

悪い点

  • 機能がバラバラで煩雑
  • ホームページが情報不足
  • デザインが全体的にシンプル
  • 大手なのにマイナー気味

kazumamaの採点表(独断と偏見)

ナース鞄工が作るキッズアミ

昨年はカタログ請求をしたらPDFかなんかを普通にプリントし、ホチキス留めしただけのもので届いたため、評価に値しませんでしたが、今年はちゃんとしているので評価記事を書きます。

今年のキッズアミのポイントとしては
メイン収納部の広さを色々選べる
という部分です。

キッズアミを作っているのはナース鞄工という老舗メーカーですので、その点を踏まえて機能や品質面についてkazumama的な評価をしていきます。

10.5cm~13.5cmの大容量までラインナップ
さらに、小マチが広がるペリカンポッケも登場

ナースは工房ではなく量産系ですので、機能に関しては抜群です。
中でも

・背あてクッション(ウインディ ソフト)
・ウイング背カンエコボーン
・パワフルガード

の3つはとても優れています。
また、最近A4フラットファイル対応が普通になって横幅が大型化しましたが、さらに大マチ部の厚みも大型化の流れがあります。

キッズアミの場合、主流の12cmからさらに大きい13.5cmやファスナー式で幅を伸縮できるペリカンポッケがあります。
ペリカンポッケは小マチが伸縮しますが、ドリームキューブは大マチが伸縮するタイプです。

※大マチ伸縮と小マチ伸縮では若干というか、全く異なるので、両者を同じように考えるのは危険です。

ドリームキューブの場合、大マチが最大15cmまで拡大します。
前にイオンで販売していたフレックスワイドと同じような感じです。

15cmはかなり大きくて一見魅力的ですが、
大マチ伸縮は結構使いづらいので、あまりオススメはしません。

まずはペリカンポッケやドリームキューブの注意点を解説していきます。

クセが強いファスナー伸縮の注意点

ペリカンポッケの注意点

アップ式背カンや天使のはねなど、体感重量を軽くするための機能は年々良くなっています。
しかし、そもそも背中から最も遠い位置を拡大するということは、その部分の重量が増す使い方をするということです。

体から遠い位置にある小マチに重たいものを入れると、体感重量はかなり重く感じます。
その為、便利な機能ですがペリカンポッケで拡大させた部分に入れるものは、軽いものでないと負担が増してしまいます。

ドリームキューブの注意点

もう画像のままです。
最も中身の入れ替わりの激しいメイン収納部にフタのようなものがあると

ものすごい邪魔です。

イオンのフレックスワイドでもそうでしたが、この商品も同じく利便性が損なわれます。

背負いやすさに影響する大事な機能

背負いやすさは背カンや肩ベルト形状が重要ですが、それ以外にも重要な部分があります。

それが「背あて」です。

背あては通気性ばかり目が行きがちですが、クッション性や形状も重要です。
キッズアミの場合「ウインディソフト」という背あてを使用しています。

最近のランドセルは厚みが増す分背あてかかる体圧にも注目しなければなりません。
キッズアミの場合、しっかり専門機関で体圧分散測定試験を行っているので、とても優れた背あてですね。

ウイング背カン エコボーン
パワフルガード

エコボーンはイオンでも売りにしていますが、キッズアミの場合、肩ベルト内の樹脂は
・強度
・耐久性
を謳っています。

実際アップ式の場合、肩ベルトは結構グデっと垂れ下がった状態で折れるので、内部に形状安定樹脂が入っているのはメリットが大いにあります。

また、パワフルガードについては最も強度を必要とするメイン収納部の開口部分の補強なので、効果絶大です。

強度面に関してはさすが技術力のある量産メーカーですので、安心して6年間使用できますね。

キッズアミのまとめ

技術力もあり、多くのメーカーのOEMをこなす大手ランドセル工場のナース鞄工。
その自社ブランドであるキッズアミは、十分に機能や品質を兼ねそろえたランドセルです。

ただし、大マチサイズが色々あり、ラインナップが煩雑ですので、選ぶのはとても大変そうです。
ペリカンポッケやドリームキューブといったクセの強いランドセルもあります。

実際に背負ってみることは当然ですが、使用するイメージをしっかり考えてサイズを選ばないとダメです。
ただ大きければ良いというものではありません。

また、牛革モデルやコードバンモデルはA4フラットファイルに対応していません。

そういった点を注意しつつ、カタログを熟読し、ラン活しましょう。
※なぜかWEBでは全然情報が掲載されていませんので、カタログ請求は必須です。

 

キッズアミの公式ホームページはこちら
http://www.naas.co.jp/

その他のメーカーへは一覧が便利です。
https://kazu-mama.com/makerlist/

他のメーカーの評価一覧はこちら
https://kazu-mama.com/category/prohyouka/

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